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Ebi's blog… / THIS PAGE IS CACHED AT 2017/12/16 12:08:05
リズミック・レヴ (EXTREME)
Categories: エロゲ感想

データ


image by Amazon
タイトルリズミック・レヴ
ブランドEXTREME
発売日2002-07-25
データMed:56 / Avg:56.7 / Stddev:19 / Cnt:10
原画

わしみゆーこ(ゆいまゆたか、由未裕)

シナリオ

八雲意宇

音楽
歌手
声優
北川葵(紫苑菖蒲、浅沙百合) / さおり(壬生菜楓) / 桜井唯(蘇芳撫子) / 珠ひよこ(山桜桃薫) / 美悠(柊若菜)
その他
属性修正ファイルありWin2k動作可XP動作可ダウンロード販売有りブランド解散
タグスポーツ
POV埋もれている名作ムービーがいい(非H)病弱姉妹モノご都合主義BGMがいいダメ脇役がいい歌がいい熱い歌/曲
公式
データ
ショップ

採点 短評
Rating :

58点 絵12+文15+音22+他09 『Sound Designer S.W.B』って……え、マジっすか?→ 長文感想@エロゲー批評空間

【採点補記】
絵12/30 CGのクオリティは、当時としても上手いとはいえない部類。ムービー演出だが、3Dのカットインなどを評価しての点数。
文15/30 設定面、シナリオ展開でのご都合っぷりが辛く、主人公が空気化しており勿体無い。テキストはあまり癖が無く、読みやすい。
音22/30 音楽の良さを高評価。一方、声優の演技があまりにもひどいので、この点数。
他06/30 企画のオリジナリティを評価。ただし、エロゲーとの親和性を意識した作品作りであれば、もっと評価できたのだが。



所感

さて、去年は色んなエロゲーをプレイしようということで、ライフワーク的に購入しているブランドやライター以外では、まあまあ手広くプレイしてきたわけですが、そんな中で積みゲーが貯まっていく一方な年でもあったりしました。
そんなわけで、今年は積極的に積みゲーを崩していこうというわけですが、新年一発目からこんなゲームをプレイしてみました。

アーカムプロダクツ傘下のEXTREME(解散済み)から2002年にリリースされた、とてもレアなゲーム。

    リズミック・レヴ

アーカム傘下ということで、いわゆる『キタエロ』という北からの刺客なわけですが、『キタエロ』って個性的なゲームが多い一方で、何処か洗練されていない印象もあり、ちょっと「作り手の趣味丸出し」な感が過ぎるんではないかと思ってしまうこともしばしば。
そんな『キタエロ』だとしても……このゲームの「趣味丸出し」感は異常で、バイクレース物という、前例も後例も無さそうなモチーフを扱っています。その上、MotoGPを下敷きにしているらしく、世界ロードレースっていうんですから、これを「異色のエロゲ」と呼ばずして、何を異色と呼ぶのかという具合。

ストーリー的には、団体スポーツ物的な常套を踏んでいるといった感じで、強い個性の主張や、逆に協調性を重んじすぎるような個性など、ヒロイン同士の摩擦や、監督である主人公とのいざこざを消化しながら、チームとして纏まっていき……奇跡的な優勝や、「お前ら最高のチームだぜっ!」的なハッピーエンドへ収束していくというありがちなもの。
既に10年近く前の作品ということで、クオリティ面やシステム面での古臭さは否めないわけですが、リリース時期を考えれば、まずまずといった内容かと思います。
そして、いかに10年前といえど、声優陣の演技はかなり辛いものがあります。
(まあ、自分はそれを「声優自身の初々しさ」だと脳内変換してみますと、なんかエロシーンもエロく感じられました。もっとも、この技はプレイ中の一時限定的な持続効果しかないのですけど。)

さて、もっとも驚かされたのは、音楽面です。
UKロック的なOP、ED曲は、ロックというだけでもエロゲ的に貴重なのに、なんと英語詞で外国人男性ボーカルを据えると言う、とんでもない硬派さ。
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そしてBGMもブリティッシュテクノや、TB-303クローンなアシッドやらと、エロゲには割りと珍しい曲調も。
90年代以降、ゲームミュージックとして当たり前に浸透しているテクノですが、やはりその音楽を聴く場所はダンスホールでなく画面の前であって、ゲーム音楽におけるテクノは、よりシェイプされたクリアーさが際立つ音楽に仕上がっています。その分、DTM的過ぎて感動に乏しいという罠に陥りがち。
ダンスホールにおいてはナチュラルに発生する騒音や喚声というノイズがスパイスになるのでしょうが、ゲーム音楽においてはRPGのバトルシーンであったりSTGのスクロールの加速感などがスパイスになることで、より音楽としての質が高まっていくのではないかと考えるわけです。
そういう面で見れば、今回のゲームのレースシーンの描写は、ラップチャートを追いかけるだけのシンプルで硬派な演出であるため、音楽との相乗効果という域には至っていない印象。
とはいえ、ほどほどに緊張感のある面白い演出でもあったようにも思えます。

で、エンディング見てて、アレと思ったのが・・・

    Sound Designer S.W.B

の表記。
S.W.Bってなんぞ? という方も多いでしょうが、普通、ゲーム音楽でS.W.Bと言えば、Sargent Wolf Bandのことでしょう。
Sargent Wolf Bandってなんぞ? という方は、桜庭統の名を出せば食いつくかもしれませんね。
少なくとも、当時、ゲーム音楽をやっててS.W.Bを知らないなんて人はいないと思いますので、名義のパクリとか偶然の一致とかそういう可能性は無いと思うのですが……

これ、ホントにSargent Wolf Bandなんでしょうか? 知ってる人がいたら教えてください!

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